2024年5月2日(木) マダイ釣りの始まりだよ~。「SURF」「ツナ海」の巻



※この記事には捌いた魚の画像があります、苦手な方はご注意ください


 2024年のマダイ釣りがいよいよ始まります。
昨シーズンはまったく冴えないマダイ釣りでしたが
さてさて、今シーズンは如何なる展開となりますか。

 年々、桜前線の北上が早まるなか今年も予想を上回る速さで、マダイの到来よりも桜の開花のほうが早い年となっております。
でも、もともとマダイのシーズン入りは6月からだったので、桜に負けず劣らずマダイも時季知らず時知らずとは言えなくはないです。

 さて、今シーズンのマダイ初日早朝4時の出港予定だったのが、はやる気持ちのメンバーが早々に集結。
フライング気味?の出港です。


本日の玄武丸の愉快な仲間たち」5名を乗せて船足軽く、いざ行かん!
風のない穏やかな水面に航跡を残しながら進むは玄武丸。

 新調した魚群探知機でマダイの反応を探ります。
ベイト反応はたくさんあるのですが、それを捕食する大型魚の反応がありません。
マダイを狙ってすでに数回出漁しているメンバーからは今年も渋いと聞いてはいたものの、春の乗っ込みフィーバーは今年も期待できないようです。
それでも、93センチを筆頭に82センチ、80センチの大型をすでにゲットしているメンバーからは何となく余裕が感じられます。

とにかく初日のスコンクは避けたいところです。

 それに、今日は「サビナイフ11 SURF」「サビナイフ13 ツナ海(み)」を引っ提げての出陣ですから、気合が入らないはずがありません。
セカンドネームをハングラーナイフとした「SURF」のパフォーマンスと「ツナ海」のフィールドテストは何としても実行したいところ。

 願わくば本マグロでその実力をテストしたい「ツナ海」ですが、相手がマグロとなればなかなかにその機会はありません。

なので、せめてデカマダイにて秘めたる実力の一片でも引き出したいところです。
そんな気持ちを秘めつつキャストを繰り返します。来い!デカマダイ。


 早朝のゴールデンタイムを迎えてもマダイのアタリがないままに、陽は昇り朝の肌寒さはすっかりなくなって汗ばむくらいに気温が上がってきました。

そろそろ来てほしい・・・。

 キャストを繰り返していたリグをタイラバに切り替えて気分転換とともに攻め方を変えます。
すると今まで沈黙していたのが嘘のようにいきなりのアタリです。
逃がしてなるものか!確実にフッキングさせ、無理せず時間をかけて…




授かりましたあ“桜マダイ”


捌きレポート139①
まずは津軽海峡の朝焼けをご覧あれ。
春はあけぼの・・・
捌きレポート139②
ドカ~ンと一発がきたあー!
いきなりロッドを撓らせてくれました。
捌きレポート139③
このサイズで写真を撮るのは誠に遺憾である(笑)
しかし、この日2枚の釣果は流石です。
捌きレポート139④
マダイが縮んでしまったぁ~。ガックシ…。
捌きレポート139⑤
しか~し、シーバスはデカかった。
津軽海峡のサブマリン(笑)
捌きレポート139⑥
マダイを求めてポイント移動を繰り返しますが、なかなかに厳しい。
海鳥さえも騒がない静かな水面です。
捌きレポート139⑦
中型以下のお魚にサイズを合わせた仕様ですが、狩猟の場面でも十分なポテンシャルを発揮してくれる、いわば「ハングラーナイフ」といえるブレードです。
捌きレポート139⑧
いつもは中骨を切断する〆ですが、今回は「脳〆」のあとにエラを切って放血する処理をご紹介します。
SURFのポイントを正確に急所に入れてやります。
捌きレポート139⑨
エラにちょこんとエッジを入れます。
少しエラを切ってやるだけで十分に放血できます。
セレーションがいい仕事をしてくれます。
捌きレポート139⑩
手軽なサイズでとても使い勝手のいいブレードです。
防波堤釣りや磯釣りなどでも荷物の負担になることはありませんね。
捌きレポート139⑪
ライト級のブレードながら実力は未知数!
マダイを相手取ることもできるんです。
捌きレポート139⑫
エラの放血処理も余裕でこなします。
こりゃいいわあ(笑)
捌きレポート139⑬
そして産声を上げたばかりの
海峡のマダイに引けを取らない迫力のあるブレードです。だって、ツナ仕様ですから~。
捌きレポート139⑭
脳〆します。鋭いポイントが正確に急所を捉えます。
“アイヌ彫り調”のハンドルもまことに結構!グリップ感がナイスです。
捌きレポート139⑮
エラに切り込みを入れます。
ポイント部分だけで作業をこなしてくます。
捌きレポート139⑯
ラージサイズのブレードでありながら小技もこなしますよ。
捌きレポート139⑰
ポイントをエラにチョコンと引っかける要領です。小回りの利くブレードですね。
捌きレポート139⑱
シーバスも〆ます。
通常の脳〆の位置ともう一つの脳〆の位置です。
捌きレポート139⑲
ブレードサイズやデザインを意識して使用するならばかなりの“兵(つわもの)”となる「ツナ海」です。
強面ですがお見知りおきを(笑)
捌きレポート139⑳
帰宅後にエラを除去します。
このときもポイントのみで簡単に作業できます。
捌きレポート139・21
ブレードコントロールを意識しながら腹を割いて内臓を取ります。
迫力と重厚感のあるブレードを好まれる「大物釣り師」の方々には待望のナイフの登場ではないでしょうか。