Q&A:お客様からの質問
Q:チタンコーティングの包丁の研ぎ方を教えてください。砥石は何を使えばよいですか?
A:角砥石で研ぐ場合はうまく刃の部分のみを研がないとチタンコーティングがはがれてしまいます。こちらの棒状の砥石なら簡単に刃の部分のみ研ぐことが可能ですのでご検討ください。
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Q:サビナイフ9シャークレイの「研ぎ方」を教えて下さい。 メーカーに送りなおさねばなりませんか? 研ぎ屋で研いでもらえますか? 自宅の砥石で研げげますか?
A:シャークレイの研ぎ方について、少し変形した波刃なので、 研ぎにくいかも分かりません。波刃に関しては細いダイヤモンドシャープナーが専用であります。先の部分も丸い 砥石がありますのでそれで研いでみて下さい。どうしても無理な場合は当社の方へお送り下さい。
Q:シースの紛失や損壊で新しいシースが必要なときや刃の研ぎ等は、貴社にナイフ本体を送れば有料で研ぎ直しや修理はして貰えるのでしょうか。
A:シースの紛失や損壊で新しいシースが必要なときは有料になります.。研ぎ代は1,000円(税抜)~2,000円(税抜)プラス送料が必要です。一週間以内にご返送いたします。
Q:アウトドアーデバ、サシミを使っていますが、切れが悪くなったので自分で研いで使っていますが、なかなか上手く研げません。砥石は市販の鋼とステンレスの両方が使える物の荒研ぎと中研ぎを使用しています。研ぎ方は鋼の物を研ぐのと同じ方法で、切刃の角度のまま砥石にのせで研いでいます。買った時は、刃先だけ研いであったのですが、鋼の物とは研ぎ方が違うのでしょうか。 最悪、自分で研ぐのをあきらめて御社に持参するなり送るなり致しますので、研いでもらえますか。
A:基本的に刃物の研ぎ方は全て同じと私は考えています。ただこのように厚いものですと、砥石の番定は、最初は荒めでないと、とても時間がかかります。たとえば、#300~#400のもので一気に研ぎおろします。その後#600~#800、#1000以上といくのが良いと思います。 砥ぎはこのように砥石さえあれば、あとは経験だけです。何度も砥石で遊んでいると必ずうまく研げるようになるものです。またうまく研げないようでしたら、いつでもお送りください。研ぎ代は500円(税抜)~2,000円(税抜)プラス送料が必要です。一週間以内にご返送いたします。
Q:ナイフが濡れた場合はティッシュで拭くなどした後に陰干しだけで大丈夫でしょうか。
A:ナイフは金属を錆びにくく配合して作られていますので特に入念なお手入れは必要ありません。ですが、ステンレス製でも水分がついたまま長い間放置するとサビが出てきます。使用後には水分を綺麗にふき取って、湿気のない場所に保管下さい。長期間使用の予定がないナイフはなるべくならば、シースとナイフを別々に保管下さい。
Q:ナイフの錆び止め剤とかありますでしょうか?
A:ナイフの錆止め剤としたものはありません。 基本的にナイフの鋼材はステンレス製のものでも、焼入れ硬度を出すために炭素が入っているために、錆がどうしても出ます。私共でも錆防止のために、オイル(シリコンオイル)等を塗る場合もあります。しかし普通のオイルでうすく表面に塗るだけでOKですよ。刃物用椿油でもOKです。
Q:アイダT&B フォールディングナイフですが、銀紙にくるまれた形で革ケースに収納されていました。これからの保管を考えたとき、長期に渡り革ケースの中に裸で入れておいて問題等ありますでしょうか。また彫骨材料の取扱において注意すべき点があったら教えて下さい。
A:保管方法は真水できれいにし、水分をふき取りよく乾かして下さい。油をうすくさして皮ケースとは別にして新聞紙にくるみ、保管して下さい。また、短期の場合は汚れを落とし水分をふき取り皮ケースに入れて保管下さい。適度なメンテナンスは更にナイフの機能を長持ちさせます。ブレードは錆びにくい素材を使用しておりますのであまり神経質になられることはございません。ハンドル材の彫骨は天然素材を使用しておりますが、ナイフのハードな使用に耐えれるように加工しておりますので、あまり気にされることはないと思います。
Q:スパイダルコの製品に多く使用されるVG10という鋼材について熱処理硬度を含めて詳しく教えてもらえますか?
A:現在私共OEMで使用しているVG-10は、スパイダルコ社が様々なフィールドテストをしてこの鋼材を選びました。サビ、靭体、刃持ちなど他のものより優れているようです。焼入れ硬度HRC60~62になります。ATS-34も良いのですが、加工性はVG-10よりは無く、あまり量産には適してないようです。最高級の数量が少ないものには良いようです。また、ATS-55の場合これも良いようですが、耐錆が少し悪いとの事です。また、コバルトが入って無くても良いものはたくさんあります。これらスパイダルコ社は長年の販売の中でユーザー、カスタムナイフメーカー、専門家などの知識を持って材料の選定を行っています。実際これらの材料は、たまに使用される方にはそんなに違いはありません。アメリカのフィールドテストは実際にこれ程までやるか?と言うようなハードテストをおこないます。たとえば、万力にはさんで90度曲げてみるとか、濃い塩水につけて錆のテストをするとかです。実際にこれら砥ぎの段階から違いがわかるのは、いつも様々な鋼材のナイフを使っている人しかわかりません。最近ではアメリカのカスタムナイフメーカーも日本の鋼材を使用しているものが多く、日本の鋼材は信頼性が大変高くなっています。
Q:ナイフの刃のギザギザ(波刃)は何に、またどんな時に使うのですか?(アウトドア クッキングナイフ波刃)
A:たとえばパン切りにはギザギザがついていますがパンを切る時パンがつぶれないようにきれいにきれるのは、ギザギザの刃がしっかりとパンを食わえてきれるからです。またステーキナイフ刃もギザギザが付いていますが、あれは油で滑ったり、やわらかいものは逃げてしまいきりにくい為についているのです。そんな訳で波刃はロープや段ボールなどを切り裂くのに能力を発揮します。特に船舶関係のロープは丈夫で濡れると通常のナイフでは切りにくくなります。その点波刃のナイフは切断能力に優れています。実際に試してみることで実感できるはずです。波刃のメンテナンスは通常の砥石では出来ません。セレーション用棒砥石、ダックフットで砥ぐのがお勧めです。
Q:アウトドア クッキングナイフ直刃の左利き用はないのでしょうか?
A:あいにく波刃は右利き用だけしかございませんが、アウトドアークッキング 直刃 ”は両刃になっておりますのでどちらにも対応できるものです。どうぞ海に山にアウトドアーにガンガンご使用頂きたいと思います。
Q:最近のスパイダルコ製品のロックボタンで、良いでしょうか?ハンドルの背のロック解除の部分が丸くえぐられた状態になってますが、これは機能的に何か効果があるのでしょうか?それともデザイン的なものですか?また、このボタンはGサカイやアルマー(SEREアタック等)にも使われていますか?
A:ロック解除の形状はナイフを握り締めたときロックはずれの危険を避けたいのが理由です。またこのデザインはスパイダルコのみのものです。Gサカイやアルマーには使用しておりません。
Q:ATS-34の特徴。(440Cとの違い。特にサビに強いのはどちらか?)
A:440Cの特徴:ナイフ用の鋼材として数多く使用してます。本来船舶用などの耐蝕性要求される分野でのベアリング類などに使われていたもの。ナイフに使われている鋼材としては最も錆びにくい。熱処理後に得られる実用硬度は、HRC58前後と比較的低めの数値でありますが耐磨耗性、粘り強さなども高く、刃持ちも良い。研ぎ直しのしやすいバランスの良い鋼材です。ATS-34の特徴:日立金属工業が開発した鋼材加工性やし上がりの良さではやや上回る。カスタムナイフでは主流、マスプロナイフでは ハイグレード品に使用されてます。 それぞれの特徴を簡単に書きましたが、サビの強さは使用後の手入れしだいですし、切れ味も刃研ぎしだいです。硬度はややATS-34の方が高いです。
Q:ナイフを持っていると法律違反になるといわれたのですが、バックに入れて持ち歩いたりしてはいけないのですか?
A:携帯につて:和式狩猟刀や洋式ナイフ等一般刃物は、そのサイズに関係なく正当な理由(キャンプ、釣り、狩猟等)以外には絶対に持ち歩かないで下さい。 では「正当な理由」とは何でしょう。勿論「護身用」「無目的」「なんとなく」も正当な理由ではありません。つまりは、他人のとらえ方次第でナイフは道具であり、凶器にもなるわけです。生活の中で安全に使っていれば、ナイフにうしろめたさを感じる必要はありません。自信を持ってください。とはいえ、街なかでナイフを裸のままポケットや鞄に入れたり、腰に下げたり、むやみに他人に見せるなど、誤解を受けやすい行動はやめた方がよいでしょう。 所持について:銃刀法の「刀剣類」とは、刃渡り15cm以上の刀・脇差・短刀や5.5cm以上の剣(西洋の剣)のことであり、和式狩猟刀や洋式ナイフ等一般の刃物が15cm以上であっても、所持(自宅に保管)は許されています。 所持許可証について:和式狩猟刀や洋式ナイフ等一般刃物は“銃砲刀剣類”ではありませんので所持許可証の必要はありません。
Q:【空 包丁(ブレード材:VG-1)】【空 ダマスカス包丁(ブレード材:VG-10)】の違いを教えていただけないでしょうか 特に、ブレード材「VG-1」と「VG-10」の違いについて、教えていただけると助かります。
A:ブレード材VG-1、VG-10の比較ですが、専門的になりますとこれらはステンレス鋼刃物です。どちらもカーボン量、クローム量はほぼ同等な量ですが、VG-10はコバルトが多く含んでおり、耐磨耗性、耐錆性にすぐれているのが特徴です。コバルトが多く入る事により、切れ味も良くなり、錆にも強い刃が生まれるのが特徴です。 しかしVG-1、VG-10とも輸出用刃物に長年多く使われており信頼性は両方とも有ります。一般的にコバルトが入る事によりVG-10の方が、高級刃物鋼材として使用されることが多くあります。硬度:VG-10(58~59) VG-1(58~61)
Q:H-1鋼の焼き入れ、焼き戻しの適正温度はどのくらいですか?
A:H-1鋼の焼き入れは特殊な鋼材で通常の焼き入れはしません。メーカーからの熱処理条件は375℃ 20時間保持します。後は自然に冷却します。焼き戻しはいたしません。この方法でHRC56~58°の硬さを得ます。
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