この記事は旧サイトで公開された記事の再掲載です。
待ちに待った今年の初猟です。
11月1日の解禁日は、所要により行けず(涙・・・。)3日の祝日も同様に行けず(涙・涙・・・。)そして、いよいよ待ちに待った出猟です。
当日は、4人での予定でしたが、一人が来れなくなり3人での狩りとなりました。早朝5時30分に集合し、事前から班長が下見を抜かりなくしていたため池に兵(つわもの)3人で攻め入る。この班長さん、狩猟の超ベテランの方で私の先生でもあります。
この頃、年齢のことを口にしては「あと1年かな?」「あと2年くらいで鉄砲を収めなきゃ駄目かな~」などと弱気なことを言い始めてきましたが、その割にはメッポウ元気足腰達者で、その強さ猟犬並み!
3人で目指すため池に回りこみ、それぞれポイントに構え、班長が追い込みを掛けて徐々に間合いを詰めていく。距離も十分とみるや、「ホウッ!」と一声。驚いたカモが一斉に飛び上がる。狙いをつけて"ダン・ダン"、グラッ、ヒュ~ン、バッチャーン。
まずは今年初のカモ(カルガモ)をゲット。幸先良いぞ。でも、一羽だけ・・・。
もう少し、寒さが増してくれば本格的な渡りも来るであろうが、何しろまだ暖かい。11月2日に初雪が降ったものの、一日ほどですっかりなくなり、暖かな日が続いている。矢張り温暖化は否定できない。昨年は、北海道ですら渡りのカモたちが少なかったと聞く。今年は脂の乗った立派なメタボ?カモを授かりたいと思う。
雪が降り積もれば、班長にお願いしてスノーモービルで雪山に分け入り、ヤマドリ、キジ、ウサギなども楽しみたい。そういった山深い狩場において銃同様、いや場合によっては銃以上の働きをしてくれるのがナイフである。狩猟の装備品はいろいろあるが、決して忘れはならない道具のひとつである。
狩りに行けない日は、ナイフを眺めつつ猟場に想いを馳せる。お気に入りのナイフを眺めているだけでなんと気持ちが慰められることか。 それまでの間しばらくは、カモ獲りに勤しんで、年越しそばや雑煮用のカモをストックしておきたいと思う。
→ これが散弾の弾跡2ヶ所被弾
通常は毛を毟った後、ウブ毛を焼いたりして処理するが、ちょっとした工夫で火を使わずにできる。
それでは捌き開始
ブレードが滑らかに入り込む握り部分が手のひらに収まり、指先みたいな感じで作業ができる。
サバキの切れ具合は実にスムーズである。徐々に身が切り開かれて作業が進む。弾が残っていないか確認しながらどんどん作業がはかどる。
ポイントの入り具合が頗る良い。ここではわざと骨を外して関節を外しているが、普段は捌きながら関節ごとに外し切りしている
サバキ終了!
左がモモ肉、右がササミ
わたしの捌きは、部位ごとに切り分けするやり方ではなく、1枚にして捌いてから部位に分けるサバキ方をする。
カモ鍋の完成で~すっ!
鴨鍋
【材料】
・カモ肉(ガラを含み。)
・ゴボウ
・ネギ
・白菜
・白滝
・豆腐
・ダシ昆布
・醤油・めんつゆ
・各種調味料を少々
【作り方】
1 カモ肉をスライスする。
2 沸騰しない程度の火加減で、カモのガラでじっくりと旨いスープをとる。
ダシ昆布を入れると、さらに旨味が増します。沸騰させるとスープが濁る程度で味には大して影響ないですが、アクはこまめにすくっ
て、くせのないスープにします。
3 鍋用の鍋を火にかけて温める。
4 鍋が温まったら、火を中火程度に調整してカモの脂をじっくりと溶かしていく。
カモ肉をスライスしたときの切れ端肉も加える。
5 脂が溶けたら、ささがきにしたゴボウ(1~2本)を炒める。
6 スープを入れて沸騰してきたら、醤油(わが家では、めんつゆを使用)を入れて好みの味付けをしていきます。
※ 裏技ですき焼きのたれをちょっと加えるのもありです。
7 弱火にして5分くらい弱沸騰させて味を落ちつかせます。
8 白滝と白菜の硬い部分(茎側)を先に入れます。
9 ある程度火が通ったら、豆腐と残りの白菜を入れて材料を煮込んでいく。
10 煮込みの目安としては、白菜の茎部分に汁が滲みこんできたら、いよいよ最終段階です。
11 スライスしておいた、カモ肉を投入し、ネギも加えます。入れたら、火を強めにします。弱火でダラダラと火を通すと、肉に中途半端に火が入って味が悪くなる。
12 カモ肉の加減は、肉に火が通って表面に薄っすら血がにじみ出ているくらいの状態が食べごろとなります。もし抵抗があるようでしたら、しっかりと火の通るのを待ってからいただきます。
13 カモ肉も美味ですが、カモのエキスの滲み込んだ白菜がまた美味しいこと。
14 締めの雑炊には、ネギのみじん切りを仕上げに加え、七味をパラッと入れたりなんかしたら、もう駄目!美味すぎる。
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