この記事は旧サイトで公開された記事の再掲載です。

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2010年1月24日(日)  ウサギ猟


メンバーが5人集まったので、久しぶりに「巻き狩り」を行った。「巻き」の範囲が幾分広かったことと、勢子が少なかったこととが重なり
包囲網から外れて逃げられたりして、ようやく二羽のウサギを授かることができた。
 この日のメンバーは、私の尊敬する班長、班長のお友達のベテランハンター二人、私の職場に勤務する若者(ケンジくん)と私の5名である。 ケンジくんは、雪山での猟が初めてのため、前日に別の山に入って「カンジキ」を付けて歩く練習や、ウサギの見つけ方、足跡の見分け方などをいくらか練習して当日に備えました。
 
事前練習した前日は吹雪模様だったものの、巻き狩り当日は天候に恵まれ、歩いていると、ぶ厚いハンティングジャケットが熱く感じられるほどであった。 巻き場に着くと打合せを行い、追い立てる方向や待ち場の位置確認をして、いざ、開始!
 
 撃ち手が持ち場に着くと、無線で勢子に連絡して追い立てが始まります。待つことしばし、「ほーりゃ!」「そーりゃ!」と間隔を置きながらの声が聞こえてきます。このとき、勢子は二人。ちょっと少ない。 ケンジくんもしっかり声が出ていて、しかも、追い立てる速度やもう一人のベテランの方との間隔もいい感じです。 おそらくは逃げ出てくるであろう杉林の切れ目を警戒しながら、広範囲に目をくばり、ウサギの出を待ちます。 視界の隅から小さな動く点が早い速度で斜めに走ってきます。よく脱兎のごとくとか言いますが、まさにそのとおりでかなりのスピードです。

 素早く銃を構え、呼吸を合わせ、ウサギのスピードに合わせ銃をスウィングさせつつ、銃口がウサギを追い越すと同時に「ファイア!」 命中と同時にウサギが数十センチ飛び上がる。幸先よく一羽めのウサギを授かる。このとき、他にも2・3羽のウサギが出ていたのだが、包囲網から外れてしまったようだ。
 
班長のスノーモービルに橇を繋ぎ場所移動できたこともあり、効率よく短時間で次々と巻き場を動き回ることができたものの、4時頃まで巻きを行い結局この日の猟果は二羽だけであった。 それでも、久しぶりの巻き狩りに恵まれた天候、少ないとはいえ二羽ののウサギ、それと何より事故なく狩りができて最高の一日であった。 途中、まったく意識していない水溜りのような場所からカモが二羽飛び出し、銃に散弾を装填する間もなく飛び去られてしまい残念だった。


20100124①20100124②20100124③
それでは、アルティメットハンターの登場です。

写真を撮る関係で、班長に解体をしてもらう。ただし、アルティメットハンターについては、何一つ説明をしないで使ってもらう。

足首に切れ目を入れる。ケンジくん、初めての解体を目の当たりにして「うわっ!」などといっている。尻尾を骨ごと「スパッ!」

首を骨ごとやはり「スパッ!」と切れる。班長いわく「こんな切れるナイフ初めてだ~。」
その切れ良さになんだ!このナイフ!!
手際よく皮を剥かれ、内臓を抜かれた二羽のウサギ

全身これ筋肉!アルティメットハンターを使う!
一羽目を捌く。左後足を外す。エッジの入りがすばらしい。尻尾側からエッジを入れる。
関節も難なく切り進む。作業する際、強く握る必要がまったく無く、腕や手に疲労を覚えない。

アバラ部分の肉を削いでみる。 カーブの部分も頗る良い。アバラ部分と背骨を切り離す。この持ち方のままで、骨を切り離すことが難なくできる。このときも、強く握っていないのが分かると思う。
20100124④
二羽目、ウィッキーを使う。
【ウィッキーT&B】
腕の関節をポイントを使って切り離す。ポイントの入りがいい具合で筋を簡単に切り進める。ガツガツ叩き切る人もいるがあくまで仕事は丁寧に、かつスマートに!

股関節もスムーズに切り離す。


ウィッキーチヌ

切り分ける作業は、こちらのブレードの具合がよかったように感じられた。T&Bは、ポイントが鋭いので注意しないと肉を突き刺し てしまう。股関節の切り離しもスイスイ進む。
 奥に見えるのが、一羽目の骨左側のボールに見えるのが切り分けられた肉

二羽を捌き終わって、骨と切り落とし部分と、それにちょっと贅沢だが心臓、レバーはボイルして愛犬たちの豪華なディナーとなる。
骨は鳥の骨同様に内臓に刺さるなどするので、骨から肉を取ってやる。


NYAIFE KITCHEN 菜切り メインクーンver

ニャイフキッチン菜切りメインクーンver1