この記事は旧サイトで公開された記事の再掲載です。

2012年2月14日(火曜日) “ラストデー"前日・・・。

久しぶりの・・・。本当に久しぶりの山入りです。しかも、猟期終了ラストデー前日です。今期は大雪の影響で殆ど山入りできないままに終盤となってしまいました。"とにかくラストは何があっても山入りするよ!"とばかりに班長と二人して猟場に向かいます。二人の心境を察してか、はたまた山の神の思し召しか天気はすこぶる良好です。今日は陽に焼けるな~などと冗談を言いながら、スノーモービルで狩り場を流していきます。と、正面の斜面に猛スピードで走る影が・・・。「ウサギだっ!」しかし、距離およそ50メートル以上、走り去るウサギに銃を構えた時には、もう狙える距離ではありません。「いきなり出たよ!」と班長と苦笑いです。

今日は出るな!と気合を入れ直して再びスノーモービルを走らせます。好天が続いた雪原には多くのウサギやキツネ、タヌキ、リスの足跡が乱れていて、うまく"止め足"を見つけることができません。雑木かな?芝原かな?いったい何処でウサギが寝ているものか・・・、さらに求めて走ります。さらにかなりの範囲を流してみても、ウサギの影すら見つけることができません。あまりにも重なり合った足跡が多くて一向にポイントすら絞り込むことができません。こうなったら狩り場に目星をつけて「巻き」を仕掛けるしかありません。

二人だと"待ち(撃ち手)"が一人、"勢子"が一人のため、範囲の狭いポイントしか巻けませんが仕方ありません。「上げ巻き」「下げ巻き」「横巻き」と様々に巻きを仕掛けますが矢張りウサギは出てくれません。翌日は4人で山入りする予定のため、大きめの狩り場の様子も併せて見ながら狩り場を移動して行きます。

相変わらずにスノーモービルの行く手を遮る倒木を「ハイパワーエッジ」とノコギリを使い分けやっつけながらの移動が続きます。ウサギとの出合いがないままに焦る気持ちばかりが先走ってしまって、こうなるとどうもいけません。天気に恵まれるも、ウサギには恵まれませんでした。ラストデー前日、二人で1羽ずつくらいはとの思いは叶いませんでした。諦めをつけ翌日の狙いをつけるため狩り場を吟味しながら、お互いにいくらか無口になりつつ帰路につきました。

20120214①

ウサギが猛スピードで走り去った斜面を恨めしく眺めるのであった・・・。
はるか向こうに班長の姿が点に見える。
20120214②

"待ち(撃ち手)"に付くために班長が林の向こうに移動していきます。
こちら側から私が勢子を担当します。
このようにして、上げ巻き、下げ巻き、横巻きと攻めますが、ウサギは出てはくれませんでした。明日だ。明日。自分に言い聞かせるように、心の中で呟きます。
20120214③

猟のないときには、普段、ご紹介できない、ナイフの使い方をあれこれ。
今回は、「ハイパワーエッジ」のベルトへの装着アイディアです。
コアロックベルトクリップをもう一個使用(購入していただく必要があります。)します。ベルトに横向きに装着します。紐を使用することも可能です。
20120214④

こんな感じになります。
使用時は前側に、移動時は背中側にします。通常、ベルトに装着した場合、転倒したときなど、ナイフに逃げスペースがないので身体に危険な状態となったりしますが、この装着方法だと転倒対策がほぼ万全です。ケースから抜くのにも大変スムーズに抜くことができます。
20120214⑤

この「ハイパワーエッジ」のケースの口の部分には、みごとな抜け防止機能を持たせた円形の突起が施されています。
このような心憎い造りに気付いてしまうと、しみじみと感じ入ってしまうばかりか、このナイフを持つことにこの上ない喜びも感じてしまうのである。
ケースに"コンパス"を装着してます。

錆びにくさ重視の包丁はこちら
サビナイフキッチン2ブラックブレード

切れ味と軽さ重視の包丁はこちら
ニャイフキッチンブラックブレード牛刀サーバルキャットver1

切れ味と刃持ちの良さ(長期間研がなくても切れ味維持)重視の包丁はこちら
紫電一閃 ZDP-189カーボン柄牛刀サーバルキャット②