１年ぶりの待ちに待った、プロアングラー田辺哲男氏との釣行です。釣り舟「飛鷹」須藤船長と“田辺プロ今年は来ないのかな～”と、春から何度となく話しておりました。そして先日、飛鷹船長からついに“田辺プロが来るよ”との連絡がありました。それからというもの、まだ梅雨が明けていない空模様ばかりが気になって、毎日、朝昼晩の３回欠かさず天気予報の確認です。

迎えた当日は、雨模様だった予報も曇りに変わり、風も微風心地よく、思わず“お天気、良すぎる～”と喜び叫びたくようなコンディション、日ごろの行いの善さかな？（笑）　飛鷹船長とともに漁港に到着し、船長は出港の準備、僕はタックルの準備をしながら田辺プロ一行の到着を待ちます。時折陽も差してきてお天気ますます良い感じです。そして、待ってました！田辺プロを乗せた車の到着です。

久しぶりに交わされる挨拶に、多少の緊張を感じてしまいますが、和やかに話をしているうちにそんな緊張感もすぐにときほぐされてきます。出港前のひととき、タックルの準備をしながら近況の確認や今日の作戦会議？をします。いろいろ話しているうちにナイフの話題に、すると田辺プロがおもむろにバッカンから取り出したのはなんと「サビナイフ７・逆叉」ではありませんか。田辺プロの傍らで大いに活躍しているようです。そればかりか、一つテンヤの雑誌で「逆叉」を紹介したよ！とのこと。嬉しいじゃありませんか。ありがとうございます！！

さて、いよいよ出港です。向かうポイントは、浅場のためさほど時間はかかりません。２５メートルラインから釣り開始です。新兵器の「探見丸」で海中の反応をみながらオーバルテンヤを落とし込んでいきます。開始して間もなく、田辺プロに早速のアタリです。ファーストヒットはなんと「ヒラメ」、流れるようなロッドさばきでまったく手こずることなく釣上げてしまいました。

夏場の速い潮をモノともせず、丹念に探っていく田辺プロのテクニックが次から次と展開されていきます。そして、ついに歓喜の瞬間が・・・。誘いを繰り返している田辺プロのロッドにアタリです。間髪いれずアワセます。見事に弧を描くロッド。ドラグ音を響かせながらリールからラインが引き出されていきます。途中、根に潜られるものの、テクニックで根から這い出させて無事に釣り上げられたデカマダイを見て、みんなから驚きの声が・・・。７６センチ、4.9キロ、誰もが脱帽のデカさでした。