この記事は旧サイトで公開された記事の再掲載です。

2016年5月22日(日) 色が違うッ! 大爆釣り! ワラサですけど(汗)

 今日は、のんびりと午後からの出船です。とは言いましても、それは僕だけで他のメンバーは午前3時半に出港してマダイに挑んでおります。なぜ午後からの出船になったのかというと、決して早起きを嫌ったのではなくて、猟友会支部による害獣駆除の実施日と重なってしまい、午前は駆除活動に参加、釣りは午後からにしたのでした。

  駆除活動は地域への貢献、公共性のあるもので、ハンターとしては重要な役割を担っており疎かにするわけにはいきません。また、前日には住宅地付近での熊の目撃通報により「猟友会支部」にも緊急の出動要請があり、警察、消防、関係行政と連携してパトロールを実施、警戒にあたるなどしました。

 こういった緊急事態における駆除等の即応体制も重要になってきております。なので、ハンターでもある僕としましてはその責務を自覚すると共に、地域への貢献等々しっかりとその役割を全うしたいと考えるわけで・・・偉いぞ!オレ。(笑)
 
 さて、漁港に到着し午前の部で終了するメンバーと交代です。そそくさとタックルを船に積み込んで、さあて出港!となるところですが、その前に船を係留したりするロープに付着した海草や貝を取り除く作業をするとのことで、出港は作業を終えてからです。この付着物を除去しないと、浮き球とともにロープが沈んでしまい係留に支障を来たすのだそうです。
 
  作業も終了しいよいよ出港です。今日はお天気にも恵まれて夏の日差しを思わせるほどです。午前と同じポイントで船を流しながら待望の初マダイを狙います。魚群探知機にはベイト反応がしっかりと出ているので、それを狙う大物が必ずベイトの群れについているはずです。
 
 そして第一投。反応のある層までリグをフォールさせリーリング、今日は潮が軽いなと感じた瞬間に強烈なアタリ、ヒットだっ!いきなりラインが引き出されドラグが悲鳴を上げます。

 待ちに待った初マダイかぁ?いえ、この走りは紛れもない青物です。今年は青物の当たり年のようで、聞こえてくる情報はもっぱら青物のことばかり。でも、サイズは前回のものよりもアップしているのがせめてもの救いと言えないこともありませんが・・・。

 それでも、狙いはあくまでマダイですから、意識だけはマダイに向けておかなければなりません。狙いはマダイ、ヒットはワラサ・・・。なんとも複雑この上なし。

20160522①

お天気良~し。ワラサ良~し。マダイは悪~し。
釣り上げるのに多忙を極め、これが唯一のポーズ写真です。
初マダイ、またまた次回に持ち越しとなりました。
20160522②

撓りを見せるロッド、引きに耐える僕・・・。
といいつつも、ちょっと余裕の自撮りです。
はじめは、いつものフロロライン1.5号を使用していたのですが、7,8本目からは釣り上げるのに時間が掛かりすぎるので、PEラインのタックルに持ち替えて数を稼ぎます。
こうなると、まさに肉体労働です。(疲)
20160522③

おっ、そっちの方の引きが強そうだな。
ファイトしながらも周りにも目を配る「玄武丸」船長なのでした。
どちらのロッドも負けず劣らずいい撓りしてますけどね。(笑)
20160522④

左舷でも右舷でも、ミヨシでもトモでも釣り放題!
生け簀の蓋を開けたままにして、釣っては生簀に放り込むの繰り返し。
キャビンの陰ではもう一人のメンバーがワラサを釣り上げております。
キャビン横にワラサが転がっているのが見えます。
20160522⑤

サイズアップか? お祭りだ♪お祭りだ♪♪
20160522⑥

こんなに釣れ出すと、折角授かったお魚の扱いも雑になり、フックを外したら尾を掴み上げて生簀にポイ!
ワラサさん、ごめんなさい(謝)
さて、釣れ始めるとそれからが大変(汗)ワラサの大爆釣に船中お祭り騒ぎです。ワンキャスト、ワンヒット。ヒット、ヒットの連続に写真を撮っている間もありません。メンバー5人がフル回転の大忙し。(笑)釣って釣って釣りまくり。2011年8月の「津軽の海の狂喜乱舞」以来のお祭りです。青物の本格シーズンはまだまだこれからなのですが、今年は早いうちから"ブルーフィーバー"の到来です。
 こうなったら、初マダイは別としてワラサを釣るだけ。投げた!巻いた!!釣った!!!“イナダ”クラスでの100匹超えは以前経験している「玄武丸」ですが、“ワラサ”サイズをこれほど釣ったのは初めてのことではと船長。まだまだ釣れる状況ではありますが、船の生簀をワラサで満たし容量オーバーにて終了となりました。 

20160522⑦

生け簀の中には、まだまだワラサがどっさり。
数えるのが嫌になるくらい釣りました。
その数、80?90?100?
本日の水揚げ総数となると、120?130?
♪ん~わかんない♪ ローラかい(笑)
20160522⑧

〆ます。「出刃シャチ」「MAKIRI」が大活躍します。
しかし、数が数だけに写真を撮った後は、僕も〆の作業に加わりました。3人がかりでも~大変(汗)
因みに、僕の使用したナイフは「MAKIRI」です。
20160522⑨

「出刃シャチ」を手にする「玄武丸」船長です。
次々と〆るのですが、いったい、どんだけ釣ったのよ。(笑)
20160522⑩

出港前の作業です。

サビナイフ8・MAKIRI

ロープに頑固に付着した海藻や貝などなどを綺麗に除去します。これぞ正に“ワーキングエッジ”働く刃物なり!
出港前にこのハードな作業をし、釣り終了後には何十本というワラサを〆ることのできるナイフは、なかなかに頼もしい存在です。
20160522⑪

こういった使い方をするとさすがに切れ味は確実に低下してしまいますが、驚くべきはストレート部分はエッジが鈍ってしまったものの、セレーション部分はまだ余力を残していたこと
なるほどロープのカッティングなどにおいてセレーションが有利なのはこういったことなのかと改めて納得です。
※ 最もねじり鉢巻きの似合う海の男です。
20160522⑫

サビナイフ4・出刃シャチ
こんな荒っぽい作業をしてもエッジそのものには大きな損傷は全くありませんでした。ひ弱なエッジは大きくめくれを起こしたり、下手をすれば再起不能となることでしょうが、サビナイフではそのような心配は無用でした。

 勿論、シャープニングなどのメンテナンスは必要にはなりますが、今回、H-1のポテンシャルをまざまざと見せつけられました。


ニューサビナイフ4①