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2017年11月1日(水) 第二の“カムイ”降臨!!
※この記事にはカモの解体画像があります。苦手な方はブラウザーバックしてください。
2017年11月1日(水) 第二の“カムイ”降臨!!
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11月1日、待ちに待った今シーズンのカモ猟の解禁日を迎えました。いよいよ狩人たちの季節の到来です。それと、今までは1日の解禁はカモ猟だけでしたが、今年からは二ホンジカの狩猟期間が同じく1日から翌年の3月31日までと大幅に延長されました。
通常であれば11月15日から2月15日で狩猟期間を終えるのですが、今シーズンは3月いっぱい猟を楽しむことができるのです。(因みにカモ猟は1月31日まで、キジ・ヤマドリは1月15日まで。)でもこれは、今まで青森県内に生息していないとされてきた二ホンジカが、数年前より県内に入り込んで来たため早急な鳥獣被害対策が必要となってのことであり、猟友会員としても狩猟を楽しむという枠を超えた責任を伴うものでもあります。
それ故に“狩人”のことを「山の守り人」などとする所以でもあり、くわえて狩人は野生動物の生態系の一部であるともいえるのではないのでしょうか。食物連鎖においては地上の動植物すべてが対象であると思うのです。
さて、前置きはこのくらいにしてカモ猟の始まりです。解禁初日、狩場に近い「道の駅」に集合します。次々と集まってくる仲間に混じって、嬉しいことに今年も新会員を迎えての初猟となりました。簡単な挨拶を交わしたあと本日一番目の溜池に移動します。
要領を得ている仲間ばかりですから、自然と追い手と撃ち手に分かれます。溜池の土手下の左手に陣取り、近日発売予定の「キムンカムイⅡ」を装着した弾帯から装弾を抜き取り1発目を薬室に、2発目3発目を弾倉に装てんし追い手の合図を待ちます。
撃ち手の配置を確認した追い手が溜池の奥に回り込むとやがて周辺に銃声が響きわたります。一斉に飛び立ったカモの群れを視界に捉えつつベレッタのセーフティを外し、頭上ななめを飛び去ろうとするカモに銃口を乗せて引き金を引きます。メンバーそれぞれに授かったカモを回収してから次の溜池に向かいます。なんといっても解禁初日、他の狩猟グループも近場を回っている可能性がありますから、のんびりとしているわけにはいきません。スピーディにテンポよく無駄なく、これが初日の鉄則、原則です。
次の溜池も実績のある溜池です。面積の大きな溜池なので追い手は3名配置、撃ち手の配置間隔も広範囲をカバーできるような位置取りとします。追い手の銃声とともにカモの群れが近づいてきます。焦らず頭上の近くまでカモを引き寄せてから、続けざまに引き金を引きます。
近日発売予定の「キムンカムイⅡ」
ダマスカスブレードが猟場と相まっていい雰囲気を醸し出していますね。
まずは今シーズンの初ガモを授かることができました。
弾帯には「キムンカムイⅡ」を引っ提げてます。
確実に射撃の腕が上がってきております。
もう新人とは呼べなくなったYくんで~す。
見事なカモくんですね~。
年々、逞しさを増しているTくんです。
2日目も授かりました。
マガモは居ないわけではなく、居るところには居るのです。
カモなどの鳥類の狩りでは、授かったら速やかに腸抜きをする必要があります。
美味しくいただくための処理なのです。
美味しくいただくための処理なのです。
こんなとき素早く腸抜きができるフックの付いたナイフはとても重宝します。
こうして撃つと、自分の近くに落とすことができるので回収が頗る楽なのです。でも、いつもこんな具合に上手くいくとは限りませんが、このときは運よく僕の思惑どおりにカモくんが飛んで来てくれたのでした。イメージどおりにことが進むとスムーズな射撃ができます。
こんな調子で溜池を回っているうちに昼食タイムとなりました。おにぎりを頬張りつつ午前の部の戦況を語り合う和やかな昼食です。これがグループ猟の楽しいところでもあるのです。
午後からは、溜池の他に川も回ってみることにしますが、溜池は矢張りすでに別のグループが歩いたあとのようでカモとの出会いは叶いませんでした。それではと川を廻ってみると、それでも数羽のカモを授かることができました。授かったカモくんも参加メンバーそれぞれにお持ち帰りのできる数となったところで解禁初日の猟の終了となりました。お疲れ様でした。
「キムンカムイ」と「キムンカムイⅡ」
カムイ・ブラザーズとでも名付けましょうか。
ATS-34とVG-10ダマスカスの性格の違い、クリップポイントとドロップポイントの機能の違いを、あなたの手で是非お確かめください。
葦の向こうにカモを発見!
気取られないように接近しますが、残~念。
反対方向に飛ばれてしまいました。カモたちにしてみれば、超危険軍団なのですから・・・。
綺麗に処理を終えたカモくん。
まだシーズン序盤なので、差し毛の目立つのもあります
が、せっかく授かったのですから大事にいただきます。
「キムンカムイⅡ」で初ガモを初捌きします。
さあ、“ダマスカス・ブレード”おまえの実力を見せてくれ!
胸肉の板骨にブレードの側面を沿わせるようにします。グリップ感も申し分なしです。
この捌き方をマスターしていただくと、丸ごとの鶏も同様に捌けるようになりますよ。
丸ごとの鶏のほうがお値段もお安く買えますし、お肉の量も多くてとてもお得なんですよ。
おっ!スッとなんの抵抗もなくエッジがお肉に滑り込みました。
ブレード厚、4㎜弱といったところでしょうか。食い込みも良いはずです。
ペングリップに持ち替えて胸肉を外していきます。絶妙
な操作を必要とする作業です。
脚の付け根の関節を外します。
ドロップポイントがいい仕事をしてくます。
勿論、手羽の関節も同様です。
ハイッ!僕お得意の1枚捌きです。
この1枚捌きの仕上がり具合で、ブレードの実力をうかがい知ることができるのです。あくまで僕的な見解ではありますけどね。(笑)
4日間で、8羽のカモを捌きましたが、タッチアップの必要さえも感じられないエッジ、「キムンカムイⅡ」自信を持ってお薦めします。
2日目、初日同様に溜池を廻ります。お目当てのカモは居たり居なかったり。
獲れたり獲れなかったり。上手くいったりいかなかったり。弾が当たったり当たらなかったり。そんなこんなで、初日ほどは授からなかったもののメンバーみんなでお持ち帰りのできる猟果でした。
解禁前の事前調査では、マガモの姿を数多く見ているとの情報でしたが、いざ解禁となるとマガモの姿が見えません。多分、マガモは解禁日をカレンダーで知り、可猟区から避難してしまった。との仲間内でのもっぱらの噂です。(笑)でも、不思議と撃てない場所に群れているものなのです。
3日目、そろそろメンバーにも疲れが見え始める3日目です。それはそうですよね、普段はまだ寝ている時間からの活動開始、試合開始なのですから。そのせいか、集中力が薄れてきてアプローチも雑になってきたりします。
これではいかんと、お互いの猟欲に激を飛ばします。何よりも事故があっては大変ですから気持ちを引き締めます。でも、さすがに解禁日から数日にわたって銃で追われているものですから、カモくんの警戒心も相当に強くなっていて、遠くから車のエンジン音が響いただけでも早々に飛び立ってしまいます。というわけで、この日は早上がりとなりました。翌日は、猟をお休みしてゆっくりと体を休めることにします。
解禁からの一区切りとなる4日目(日曜日)です。解禁日からのこの数日が狩人にとってとても大事なのです。今日は気を引き締めていきますよ!さあて、頑張るべ~。(笑)でも、その気持ちを知ってか知らずか、一人に1羽をようやく授かる程度・・・。シーズンは始まったばかり、これからだ、これから!!と、強気に終猟となったのでした。また、来週。
カモ猟には勿論、使用銃は「散弾銃」なのですが、試しにライフルの薬きょうと並べてみると、一段と雰囲気がアップすると思いませんか。
標的は僕の射撃場でのものです。(汗)
「キムンカムイⅡ」のデビューにより、今シーズンの猟が大いに楽しみなものとなりました。
大事な仲間やご友人、また、ご自分へのご褒美、プレゼントなどに是非どうぞ!
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