この記事は旧サイトで公開された記事の再掲載です。

2018年7月14日(土) 2018年、ようやくの・・・。

4月に入りこちら津軽の地方にも桜前線が北上するころ、そろそろマダイの気配が感じられる津軽の海・・・。今年こそはマダイの乗っ込みフィーバー到来に期待を込め、虎視眈眈・・・。

しか~し、なかなかマダイ情報が聞かれることなくGOサインが出ません。今か今かと待っているうちに5月に入り、いくらなんでも出てみようか?と予定をたてると悪天候、次に予定をたてると急な用件が入り次回に持ち越し。思うようにならない間に6月に突入、悲しいかな週末釣り師の宿命?海のご機嫌と気まぐれな天候に翻弄されるままに何と7月に突入、このままではいかん!今週は何としても出ようと「玄武丸」船長と出漁決定。しかししかし、急遽の害獣駆除への出動要請の連絡・・・。

釣りには行きたし、さりとて害獣駆除は誰彼ができるわけでもありません。駆除への出動を決めたところに「玄武丸」からの連絡、残念ながらと話したところ、何と出港は午後からとのこと。超ラッキー!駆除は朝の2時間ほどなので、駆除が終了してからでも余裕で間に合います。よしっ釣りだ!当然ながら気合いが入ります。


 やっとです。ホントようやくの待ちに待った出漁です。駆除終了後、銃をロッドに持ち替えて決戦の場?である津軽の海に直行します。漁港に到着、久し振りに「玄武丸」の愉快な仲間たちの集結です。出港前、釣況を確認するとマダイは不調続きで最近はもっぱらカレイ釣りとのこと。僕以外の仲間が手にするタックルはカレイ仕掛けです。なんとまぁ・・・。

カレイ狙いの仲間を横目に、僕は“初志貫徹”狙いはマダイのみです。実績のあるリグでひたすらにマダイのアタリを探ります。魚群探知機に多少の反応は出るものの、ヒットがありません。開始から3時間が経過、初釣りは空振りボウズかと諦めかけたとそのとき、ロッドティップに明確なアタリ、ヒットです。懐かしく嬉しいこの手応え。紛れもなくマダイの引きです。無理することなく慎重にやりとりします。やがて小型ながら綺麗な魚体のマダイが海面に姿を現しました。まずは1枚を授かりホッと一安心です。桜マダイは過ぎましたが綺麗なマダイ。

それを見た、仲間たちが一斉にカレイ仕掛けからマダイ狙いのタックルに持ち替えます。なんという変わり身の早さ(笑)おまけに、そろそろマダイの時間だからな!だって。

 Keep Castingあるのみ。さらにキャストとリーリングを繰り返します。そして・・・。

20180724①
蒸し暑い空気を切って我らが「玄武丸」進めや進め!ヨウソロウ!!
梅雨明けも間近か、東北南部の3県は梅雨があけたそうな。
20180724②
今年のスタートフィッシング!
7月半ばのスタートなんて初めてです。
まずは、小型からのスタート。

肩慣らし、腕慣らしといったところかなぁ。
初マダイのゲットまで出港から3時間・・・。(汗
20180724③
初マダイのゲットから30分経過したところで、サイズア~ップ!どや顔(笑)
時合いを逃さずヒットさせました。
20180724④
サイズアップの2枚目を釣り上げて少し余裕が出たところで新作紹介。
片刃仕様の「逆叉」プロトタイプです。
次のレポートから詳細をお伝えします。乞うご期待!
20180724⑤
さらにア~ップ!さらに、どや顔(笑・笑)
本日、終わってみると8枚の釣果。
初釣りで幸運にも授かりました。
20180724⑥
こんなに暗くなってしまいました。照明ON!
傍らでほほ笑むは、連続ヒットに満足げな「玄武丸」船長なのでした。
手元が暗くなってしまったので、全釣果及び〆の場面は撮影できず。

 初物ゲットから30分、ロッドに強烈なアタリが・・・。すかさず巻き合わせをくれてやります。撓るロッド!間違いなくサイズアップのマダイです。ドラグが唸りラインが引き出されます。これだよ、これ!(嬉)他の仲間にもヒットし始めました。船上が一気にヒートアップします。僕のロッドには次々とマダイのヒットが続きます。

手元が暗くなるまで、いえ、暗くなってもヒットは続き、結果、全体で20枚くらいのマダイの釣果となりました。まだまだ釣れる様子ですがキリがないので〆にかかります。〆には勿論「出刃シャチ」です。マダイの他カレイは言うに及ばずカサゴ、アイナメ、サバ、サメ、いろいろ釣らせていただきました。
 全体の釣果に「玄武丸」船長もとても嬉しそうです。僕としても粘った甲斐があったというもの。遅いスタートとなりましたがこれからが本番です。船長よろしく!お疲れ様でした。

20180724⑦
お魚には“ニャンコ”がつきもの。
そうです「サビニャイフキッチン2」の登場です。「三徳」と「ぺティ」で捌きます。
20180724⑧
カマ部分から頭を落とします。
このエッジの入り、とてもいい感触、グリップ感も申し分の無いものです。
20180724⑨
サクッと頭を外すことができました。
ファーストモデルの「サビナイフキッチン」のブレードよりも厚さをアップさせているので、頑丈な中骨を切断する際にも躊躇なくエッジを喰い込ませることができます。
20180724⑩
三枚に卸します。
「サビナイフキッチン」のエッジ感覚とは微妙に違いを感じることができます。
刀身の型抜きがブレードの存在感を一層増しています。
20180724⑪
腹骨もサクサクと切ることができます。
三徳のブレード幅が感じられないのは、刀身の型抜きのおかげでしょうか。
20180724⑫
三枚卸、どうですかこの仕事ぶりは?
とても綺麗な捌きっぷりですね~。いい仕事してますわ。(笑)
20180724⑬
腹骨を削ぎ落します。
ブレード厚を感じさせない優れたエッジ性能です。
20180724⑭
このように繊細な捌きもまったく問題なし!
ハンドルのグリップ感、握って判るこの感触の良さ。
20180724⑮
皮を引いてもこのとおり。
素晴らしきかな、このエッジ。
ファーストモデルの「サビナイフキッチン」とこの「サビニャイフキッチン2」のブレード感覚、似て非なるものを感じます。
その感覚はみなさんご自身で感じてみてください。楽しいですよ。
20180724⑯
半身は炙りに仕上げてみます。
バーナーでの炙り加減がキモですね。
香ばしくですよ。
20180724⑰
「ぺティ」で仕上げます。
炙り身を何の抵抗もなく切り事ができます。
切り身の角が立ってます。
20180724⑱
「ぺティ」をただの小型ナイフと思うなかれ。
その実力はただものではありませんよ。
20180724⑲
初マダイ、はい出来上がり。
初モノをいただきまっす!ヤバ、旨すぎる。
20180724⑳
今宵の祝杯はやっぱり日本酒かなぁ。
ハンドルに穿かれている猫の手形を眺めつつ、刀身の向こうに何かが見える・・・。